
クッチャロ川
February 10, 2018 Hamatonbetsu, Hokkaido ベニヤ原生花園に入る国道入り口付近から見るクッチャロ川。 天気は良くなかったけれど、空も地面も雲と雪で白いと、まさに白い世界だし、この見た目の情報量がとてもシンプルな景色に呼吸がしやすくなる気持ちになる。 物事はとてもシンプルだと思う。 それでも、日常に戻ると溢れかえる情報量から瞬時に必要な情報を選択し、効率よく情報を処理する。それは疲れるはずだとしみじみ思う。 子供の頃、当たり前に雪の中で思う存分遊んだのは今贅沢に思える。

夢を見た
December 24, 2017 Sapporo オーロラを見る夢を見た。場所は日本だったのだろうか。周りの人にオーロラが見えている!と言って、そしてカメラを準備する私。 オーロラはグリーン色だった。 はー、オーロラ見れたなー、なんて思いつつ。 でも夢だった。 寝ている間に、気持ちはとっくにお出かけてしている。 あとは物理的に肉体がその場所に行くだけだ。 もちろん、カメラを持って。

厳冬のクッチャロ川
February 9, 2018 Hamatonbetsu, Hokkaido, Japan 北海道オホーツク海側にある浜頓別町にクッチャロ湖があり、クッチャロ湖と海を繋ぐのがクッチャロ川になる。クッチャロ湖は連日の氷点下で水面が結氷。そうすると、コハクチョウたちは普段は降りないクッチャロ川に降りていた。浜頓別に住んでいた頃はここを毎日歩いて学校に通っていたが、この川に集団でコハクチョウがいるのを見たことがなかったので、よっぽどなのかなと思う。 今年は雪が多いし、寒いし、ここ数年と比べると厳しい冬だと思う。特に雪の量はかつてないくらい降っているようだ。 さすがに私もカメラではなく、除雪の「ママさんダンプ」で雪を運ぶことを優先した。「雪害」という言葉がぴったりだった。高齢のかたは出入りする玄関周りが精一杯で、降り積もった雪と屋根からの雪が繋がって、窓が塞がれてもどうすることもできない。固まった雪は思いの外重く、無理をすれば膝をいためたりする。 多すぎる雪を前に複雑な気持ちだった。 遊ぶには良い環境だった。 でも、除雪はまるで追いつかず、人の生活圏

皆既月食
January 31, 2018 22h34m (JST) Sapporo, Hokkaido, Japan 最初に見た皆既月食は、1990年2月10日の明け方に見られた皆既月食だった。その頃の私は中学生でカメラも持っていなく、観測手段はスケッチ。それと父が職場の人から借りてきた双眼鏡だった。 明け方だったから、おそらく2時半くらいから月を見ていたと思う。母と弟と3人で地球の影に隠れた皆既月食を見た。皆既中の月は日食と比べてゆっくりと見られる。言い換えるとその間、派手に見た目が変わるわけではない。母と弟は地球の影に隠れ切った月を見た後、布団に戻った。 私は一人、茶の間の窓から西の空にぽっかりと浮かぶ皆既の月をずっと見ていた。空は少しずつ朝を迎え、真っ黒だった空は青色を取り戻し始めた頃、皆既中の月が地球の影から外れ、月に白い光が戻り始めた。 この時の光景が今でも忘れられない。 静かな時間の中、一人で迎えた月の光の戻り。音もなく、月に光が戻った瞬間。 あれから何回皆既月食を見ただろう。 今回の皆既月食は肉眼でも赤銅色がよくわかる、綺麗な皆既月食だ