

秋のオントキタイ
September 22, 2019 (オントキタイ )ベニヤ原生花園 浜頓別町 北海道 北オホーツク 秋色のオントキタイ 。とてもきれいだった。美しかったというか。 今年はこのあたりに熊が出なかったので、春と初夏と秋で3回オントキタイ に足を運べた。体調が良かったおかげもある。 最初は行き慣れなく、おっかなびっくりで足を運んだオントキタイ は今年通ったおかげで、遠くに感じていたのが、近くになったような感じがする。何度か通ううことによって、その場所が受け入れてくれるような、というか。 秋を迎えて色づいた風景。オントキタイ という地名が使われない時代で消えていく地名とか、歴史とか、こちらの人間の都合なんて関係ない、「場」は常に季節を迎えて存在し続けていく。私はただその風景を前にそのときのその姿を写し取る。今その時のその美しさに惹かれて。そして今は過去になって。写真は本当に連続する時間の断片を常に「今」に固定する手段なんだとしみじみ思う。 風景と共に生きるんだなと思った。


星空
July 21, 2019 21h47m 浜頓別町、北オホーツク、北海道 9月後半の3連休、北海道に台風が来る前日の夜は満天の星空だった。 晩御飯を食べ終わった後、空を見上げると星が見えていた。 星を見に行こう、ということで 人工光のない空の下へ出かけた。 普段、街明かりで明るい夜になれていると、真っ暗な夜の闇に不安を覚える。 それでも、車の窓から星が出ているのを確認して外に出ると、ものすごい数の星にびっくりした。 まだまだ夏の星座が夜空で輝いている。 天の川が肉眼でこんなにも見えたものだろうか。 星で白く見える天の川の中に黒い筋までもがわかる。 カメラは持って行っていた。もちろん三脚もあった。 でも、撮ろうとは思えなかった。 この星空の下で、星空から目をそらして撮影の準備や、一眼デジカメの液晶画面を見る気になれなかった。 星空に感動して、目を星空から離せなかった。 それでも次回はなんとかカメラを向けてみようかと思う。 上の写真は実家の部屋の窓から。 程よく星が見えるくらいが、落ち着いて撮影できる。


薄っぺらな自分に
薄っぺらな自分に乾杯 なんて考えていたら 汚れちまった悲しみに というフレーズが頭の中に浮かんできて 調べたら中原中也だった。 汚れちまった悲しみは 当然、学校の授業で知ったわけだけれど、 いつ習ったんだろう。 汚れちまった悲しみは どういう解釈だったろう。 わからないままに 汚れちまった悲しみに というフレーズがふっと浮かんできたことに 妙に感心した。


中秋の名月
September 13, 2019 今年の中秋の名月。 北海道の夜はすでに空気が肌寒い。 薄雲の月。 ぼんやり月を見るのもいいのに、ついつい撮ってしまう。 うすぼんやりな月も好きだけれど、くっきりとした月も好き。 今日は月を楽しむ日。のんびりする金曜日の夜。


ぼーっとする時間
August 21, 2019 何かを見ながらぼーっとしていないことに気が付いた。 雲が空を流れていくとか、風が吹き抜ける音を聞いているとか、陽が昇ところとか沈むところとか。 ああ、もっと肌で地球を感じたいなとか。 本能のままに。