オホーツクミュージアムえさし


March 19, 2017

昨年の春にリニューアルオープンになった「オホーツクミュージアムえさし」(枝幸町)に行って来た。枝幸町ではオホーツク文化のものが多く出土していて、ミュージアムでは同じくこの地域から出土している旧石器時代からアイヌ文化までの出土品をあわせて見る事が出来る。

ミュージアムに入って記帳を済ませて最初に目に入ってきたのは「シャチの骨格」。歯が凄い。まるで肉食恐竜のようだった。1F最初のスペースは枝幸町で見られる魚類からほ乳類までのたくさんの剥製、昆虫のたくさんの標本など、あれだけの数を揃えられると見応えが凄い。アライグマの剥製とタヌキの剥製が並べられているのは見比べるのに良かった。アライグマは畑の作物、食べごろのトウモロコシを狙う。

1F奥のスペースが旧石器時代からアイヌ文化までの展示(埋蔵文化財の展示)でとてもすっきりとした空間に説明パネルと出土品が展示されていた。程よい説明のパネルがあるので想像をしながら楽しむ事ができる。出土品1つ1つをじっくり見るのにとてもいい環境だった。この地域周辺で出土された物が展示されているので、旧石器時代から現代にいたるまでの1つの地域の移り変わりを感じられるのが楽しい。各地域で出土された物を一カ所で見られるのは大変便利でお世話になっているが、出土された地域で見られるのはいいなと思う。

埋蔵文化財の展示スペースの最初に、新岡武彦氏の紹介がある。新岡氏の働きがこの地域周辺の埋蔵文化財の保護を支え現在へと繋がっていて、「枝幸郡アイヌ語地名考」等の著書も残してくれている。次に司馬遼太郎氏が「オホーツク街道」の取材で訪れた際の写真があった。あとはずいぶんと文様が美しい続縄文時代の土器とか国指定重要文化財の青銅製帯飾や重要文化財蕨手刀、土製のクマ像と続く。

2Fは明治〜昭和中期くらいまでの展示となっていて、浜頓別町砂金彫りについてや、昭和11年にみられた皆既日食の資料も展示されていたり、馬そりの復元など産業から日常に使われていた道具が展示されていた。

すっきり展示はされていますが好きな人にとってはかなり見応えのある展示となっていました。見に行かれる人は枝幸の毛ガニを食べる!というのとセットでゆっくり行かれることおすすめします。

ちなみに北見神威岬から枝幸ではたくさんのオホーツク文化の遺跡や出土品がみられますが、北見神威岬から浜頓別では少ししかないようです。北見神威岬を境に、というのが面白いなと思います。なぜなんでしょうね。

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