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姿が変わっても

  • 執筆者の写真: Kiyomi Okita
    Kiyomi Okita
  • 2017年5月28日
  • 読了時間: 1分

  April 30, 2017

久しぶりに会える木が楽しみだった。

首が痛くなるまで見上げたしだれ桜。

本当に立派で、木の側に立って見上げるのがなんとも言えない幸せ感だった。

安心感のほうが近いかもしれない。

きれいな上に、大丈夫なんだなーと思わせてくれた。

また会えると思って行くと、あるはずの場所に見当たらない。

ここではなかっただろうか。

いや、気をつけて見てみると、どこか懐かしい雰囲気の、しだれ桜の木があった。

でも、高さがない。

でも、場所はやっぱりここ。

すると近くに解説版があった。

平成23年12月の大雪で倒れてしまったのだという。

現在は主幹の3分の1を切断して立て直した部分で再生中とのこと。

そうだったんだ。全然知らなかった。

一瞬とてもびっくりして寂しかった。

でも、太陽の光を浴びて、ときどき吹く風に花をつけた枝が揺れているのをじっと見ていると

あのとき見ていた感覚がよみがえってきた。

姿がすっかり変わったけれど、存在はかわらない。

また会いにこれたらいいなと思う。

今回、見つけれて、会えて良かった。

 
 
 
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