何気なく見ている景色
September 18, 2016 Syanai, Hamatonbetsu, Hokkaido
斜内、浜頓別町
斜内から浜頓別へ向かうオホーツク海沿いの道。
左手に風力発電の「はまかぜちゃん(市民風車)」が見える。2001年に設置。最近は道北の主に日本海側を中心に大規模な風力発電の話を聞くが、これを聞くとバードストライクを思い浮かべるのは難しくないと思う。大丈夫かしら。
浜頓別もコハクチョウをはじめとする多くの渡り鳥が飛来するクッチャロ湖を街中に持つので、一瞬大丈夫かなと思うが、2013年にかかれた資料にはその時点でバードストライクは報告されていないのと、この付近で渡り鳥を見かけないから、そうなんだろうなと思う。それと大規模じゃないので著しく風景を害しているわけでない。その前に電柱と電線が既にあるからだけど。さすがに近くを自転車で通るとその巨大さにちょっと怖いが、設置するにあたりかなり慎重に協議された結果だろうか。遠くから見る風景の中の風車は風景に馴染んでる。「はまかぜちゃん」設置からその後のレポートを「浜頓別町 はまかぜちゃん」の検索で出てくるので興味のある人はどうぞ。
もしもこれくらいで私たちの電力を補えるなら、エネルギーを得るための自然との共存ができそうなのにと夢を見る。
今回は風車の話を書くつもりではなくて、この道もいつか旧国道となる日がくるようだというのを、先日浜頓別に帰った時にやっと認識したので、当たり前の風景はいつか過去になるときがあるんだなと改めて思ったということを書こうとしたのでした。