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​キヨミのそらー空の表情

 写真集や図鑑で見かけるようなきれいな空やめずらしい空の現象は決して遠い存在のものではなく、ごく身近に、ここ札幌市上空でもよく見ることができる、そのことに気が付いてから、空がとても気になる存在となりました。

 空は実にいろんな表情を見せてくれます。雲は白いものだと思っていれば、彩雲のように雲が虹色に色づいて見えたり、見慣れた空でも光と雲の加減でアーティスティックな空になるときがあります。夕暮れ、月と星と雲の演出はまるで1つのドラマを見ているかのようです。ひと口に空と言っても、1度見た空に再び出会えることは無いに等しく、それだけ空の表情は変化に富んでいます。

 そんな変化に富んだ空の表情を「キヨミ」の視点 ー記録、驚き、対話ー でとらえます。空からは大きな存在、無限さ、力強さ、そして全てを受け入れる優しさを感じます。感覚全てで空を感じながら撮ることは、空と会話することであり、自分の確かな存在を確かめることでもあります。

 3年程前から仕事のかたわら空の写真を撮り続けて来ました。今回の展示では札幌の空、それもほとんどが白石区内の家の部屋の窓から撮影したものです。ここで紹介する空の表情はほんの1部にすぎません。

 あなたはどんな空の表情に会いましたか?

2014年5月6日〜5月11日 アートスペース201(札幌市)

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