2024
2024年、心から安全と大丈夫と平和を願う。天災、人災。年明けから心は何かにすがりたいかのように、思いつく限りのものを見ようとするがどれも一瞬だけ心を満たして消えていく。ならば自分で作り出せばいいのだが、それも違う気がして。
14日目、今日ようやく見たかったものを見る。
細江英公氏の写真集「死の灰」。
しばらく開いていなかった。
この写真集は私にとって、心の中ばかりを見ようとしていた頃から、外の世界を見ようとするきっかけの写真集だった。自分で買ったのではなく、同じく写真と向き合う人からもらった一冊だった。
その頃自分が撮っていた写真と真逆の写真だったけれど、何かメッセージのようなものを感じて、一生懸命見て、そして大事に今も手元にある。
「死の灰」を見ると、人にとって過去と未来とは、過去は未来で、未来は過去なのかと思うけれど、写真集はそれを提示することで、そうではない未来、過去に学び未来に繋げていき続けることをひしひしと示していると思った。
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