top of page

浜頓別町郷土資料館


浜頓別町には郷土資料館がある。ただ、常時開館ではなく、見たい人は電話連絡で見せてもらうというスタイルなのもあって、つい遠慮して入ったことがなかった。今回お盆期間の1週間常時開館期間に見に行けるチャンスがあったので、この機会を逃すわけにはいかないと見てきた。

念願の中を見られて嬉しかった。展示はベニヤ原生花園の植物の紹介、浜頓別町内で採取された縄文時代の黒曜石の鏃や土器、砂金堀の資料、昭和の浜頓別町内の写真、どれも魅力的だったが、その中で目が釘付けになったのは「第2回の湖水まつりで実施された熊祭り(1964年8月)」、「第4回の湖水まつりで実施された熊祭り(1966年7月)」の2枚のモノクロ写真だ。第2回、第4回いずれも和人の人々とアイヌの人々が湖を背景に一緒に写っている集合写真だ。人数は合わせて40人前後で、割合的には第2回のほうがアイヌの人々が多い感じだ。ただ、第2回のほうは写真が不鮮明で人々の表情をよく読み取れない。またいずれもアイヌの人々は女性が多く写っていて、前列にしゃがむように写っている。第4回の写真は鮮明で、アイヌの女性たちは美しく、口に入れ墨をした女性はさらににこやかに写っていた。写真の片隅に小熊がぶれて写っていた。見る限り、祭りの後か前の、いたって普通な感じの集合写真。初めて見る写真と、今に続いている湖水まつりがはじまった頃は熊祭りもしていたということで、頭はちょっとした混乱に。いつまで湖水まつりで熊祭りしていたのだろう。

なんの許可も取っていないのでここで写真掲載はできないが、そのうちにでもこの写真の前後というか背景というか、知れたらいいなと思って帰ってきた。

最新記事
アーカイブ
タグから検索
bottom of page